呼吸器内科とは
呼吸器内科では、主に呼吸に関係する臓器(簡単に言い換えると空気が通る場所すべて)の病気を内科的に広く診療いたします。
呼吸器関連の代表的な疾患には、風邪や上気道炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器感染症、気管支喘息、咳喘息などのアレルギー疾患のほか、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、睡眠時無呼吸症候群、肺がんなどがあります。当診療科では、これらの症状を急性、慢性に関わらず、診察・治療いたします。
動くとすぐに息切れがする、いつまでも咳が長引いている、痰が切れにくい、胸部に痛みがある、という症状がある場合は、呼吸器疾患の可能性が高いです。お早めに当院を受診ください。また病気というわけではないが、呼吸器のことが気になるという方も、お気軽にご相談ください。
こんな症状はご相談ください
- 咳や痰が長引く(2週間以上)
- くしゃみ
- 鼻水・鼻づまり
- 喉の痛み
- 急な発熱
- 息切れ(安静時・労作時共に)
- ヒューヒュー・ゼーゼーという息苦しさ
- 胸痛
- 血痰
- いびき
- 家族に指摘される就寝中の呼吸停止 など
呼吸器内科の主な対象疾患
- 風邪症候群
- インフルエンザ
- 咽頭炎・扁桃炎
- 気管支炎
- 気管支拡張症
- 肺炎
- 気管支喘息
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)
- 肺結核
- 肺気胸
- アレルギー性鼻炎(花粉症)
- 肺がん
- 睡眠時無呼吸症候群 など
呼吸器内科の代表疾患
気管支喘息
気管支喘息とは空気の通り道である気管・気管支が、アレルギー・感染・ストレス・タバコ煙などの原因により炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気です。少しの刺激であっても敏感に反応し、喘息発作(呼吸困難発作)を引き起こします。
慢性閉塞性肺疾患
タバコが原因で起きる肺の慢性疾患です。COPDを発症する患者さまの多くは、長年の喫煙習慣を背景にした中高年世代の方に多く、喫煙者の15~20%がCOPDを発症していると言われています。日本では約530万人の患者が存在すると推定されていますが、その大部分が風邪などと誤診されて正確に診断にいたっていないのが実情です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は10秒以上の無呼吸(呼吸が止まっている状態)が、一晩に30回以上または1時間に5回以上起こることをいいます。睡眠中の無呼吸により、十分な睡眠が得られないため、熟睡感がなく、日中の眠気が強くなる、集中力が低下するなどの症状がおこります。