医療ダイエット外来 medical_diet

当院で取り扱う処方薬

内服薬はフォシーガ、リベルサス、注射ではマンジャロを処方しております。

半年以内でHbA1c、血糖の項目を含む健康診断など血液検査の結果を持参いただければ処方開始前の採血は省略可能です。ぜひ、健康診断結果をご持参いただければと存じます。価格は全て税込価格となり、自費診療の場合、診察料は無料となります。

GLP-1注射：マンジャロについて

2型糖尿病の方は保険適用になることがありますが、糖尿病ではない方は自費診療になり全額自己負担となります。
注射は週に1回、腹部や大腿に注射します。
非常に細い針で痛みはほとんどありませんが薬液の投与中は痛みを感じる方がいらしゃいます。また基本的に在宅にて自己注射を行なって頂きますが、慣れるまで当院の看護師が指導致しますのでご安心ください。自宅で投与方法を復習したい方は、当法人のYouTube動画へのアクセスURLを提供しています。

GLP-1とは、小腸から分泌されるホルモンの1つで、血糖のコントロールをする役割があります。
主に、胃腸の動きを抑制し満腹感を持続する作用、食欲中枢（脳）に働きかけて食欲を抑制する作用、脂肪分解を促進し、熱産生を増やす作用があります。また日本では、2型糖尿病の治療薬として広く使用されており安全性が高い薬です。
特に、食事制限が苦手な人におすすめです。

GLP-1注射による肥満症治療はあくまでも補助的なものです。
最近では「楽に痩せられる」「飲むだけで痩せられる」「自己注射で痩せられる」など魅力的なことが書かれていますが、GLP-1はあくまで食事療法の「つらさ」や「我慢できない」を軽減するためのものです。
ダイエット前と同じものを食べていたら体重は減りません。そして食事療法を並行して行わなければGLP-1中止後は、体重はもとに戻ります。
あくまでも、食習慣を正常化するまでの補助と考え、徐々にGLP-1を離脱していくまでが一連の治療と考えてください。

主作用の他に副作用として悪心、下痢、便秘、食欲不振、まれに肝・膵酵素の上昇が認められます。

内服薬：リベルサス

マンジャロ同様、2型糖尿病の治療に用いられます。2型糖尿病の方は保険適用になることがありますが、糖尿病ではない方は自費診療になり全額自己負担となります。
効果については、リベルサスによる体重減少の効果が出るまで、早い人でも1か月程度のお時間がかかります。通常、3～4か月で体重減少の効果があらわれます。
副作用としては、吐き気、下痢、食欲減退、頭痛、糖尿病網膜症、便秘、嘔吐などです。
リベルサスは、オゼンピック注射と同等の効果を経口薬で得られ、注射が苦手という方にお勧めです。

毎日起床時（飲食前）120ml以下の水で内服し、30分間は飲食を控えていただきます。
他の内服薬との同時服用を避けてください。

30日分（30錠）を処方します。

内服薬：フォシーガ

マンジャロ・リベルサス同様に2型糖尿病の治療に用いられます。2型糖尿病の方は保険適用になることがありますが、糖尿病ではない方は自費診療になり全額自己負担となります。
フォシーガはSGLT2系治療薬で、GLP-1系の薬剤とは作用機序が異なります。フォシーガは、取り過ぎた糖分（余分な糖分）を尿から体外へ排出する作用があり、それによって、糖尿が改善する効果のみならず、体重減少効果、心不全改善効果（むくみ改善効果）、腎機能保護効果が認められています。
副作用は、脱水、膀胱炎（尿路感染症）などの感染症、頻度は低いですが低血糖、ケトアシドーシスなどが考えられます。