- 2025年2月1日
アルコール摂取と関連があるとされる癌は?
アルコールは少量摂取なら健康に良いと言われていたのは嘘だったとの論文が出ているのはご存知だと思いますが、今回、さらに一歩進んだ情報が入ってまいりました。2025年1月に米国保険福祉省がアルコールを摂取すると発症しやすくなる癌の種類について発表しました。以下に列記しますね。
・乳がん
・大腸がん
・食道がん
・肝臓がん
・口腔がん
・咽頭がん
・喉頭がん
以上になります。
ではなぜ、アルコールを摂取するとがんになりやすくなるのでしょうか。
1:DNAの損傷を引き起こす
アルコールはアセトアルデヒドに分解され、それがさまざまな方法でDNAに損傷を与え、がんのリスクを高めます。
2:酸化ストレスが起きる
アルコールは酸化ストレスを引き起こしてDNAタンパク質や細を損傷し、炎症を増加させることでがんのリスクを高めます。
3:ホルモンの変化
アルコールはエストロゲンを含むさまざまなホルモン値を変化させ、乳がんリスクを高めると言われています。
4:発がん性物質を吸着してしまう
アルコールは発がん性物質の吸収を促進します。たとえば、アルコールはタバコの煙のような発がん性物質の浴として作用します。これにより、有害な粒子が身体に浸透しやすくなり、DNA損傷を引き起こし、とくに口腔がんなどのリスクを高めます。アルコール+喫煙は最悪の組み合わせとなるのです。
どれくらいならいいの?許容できるの?と思いますよね。
実は厚生労働省が1日の推奨限度のアルコール摂取量を規定しています。
男性40g 女性20gです。
4%のアルコール500mlで20gとなります。
飲まないのがベストなのですが、どうしても飲みたいよーという人はこれを目安に飲みすぎないようにしましょう!