変異株に対して、新型コロナワクチン2回接種が有効!

6月13日の当院LINE配信です。

今週も代診・休診はありません。

昨日より新型コロナワクチンの接種予約を当院でも受け付けております。
昨日で約300件のご予約を頂戴しておりますが、7月4日の週はまだ空きがある状況です。
ご予約がお済みでない方がおられましたら、WEB(24時間受付)、来院・電話でご予約をお願い申し上げます。
なお、当院かかりつけでない患者様も明日以降は窓口もしくは市のホームページでご予約を受け付けております。
横須賀市、葉山町、逗子市、横浜市の患者様も接種券が手元にある方は当院での接種が可能です。

Lancet(有力医学誌)に掲載された論文を共有したいと思います。 
イギリスでは日本のようにほぼ完璧な2回接種より1回でも接種する人を増やす政策が取られていたのはご存知でしょうか。ここ最近イギリスの感染者数が増加に転じている傾向があります。その理由が明らかになってきました。

イギリスではデルタ変異株(インド型変異株)がはやっていることから、イギリス国内のグループがファイザーワクチンの一回接種と二回接種をした時のデルタ株(インド型変異株)や他の変異株に対する中和抗体のでき方を比較検討しました。
 結果としては、デルタ株(インド型変異株)に対しては、一回接種のみでは中和抗体があまりできにくく、この傾向は被接種者の年齢が高いほど明らかでした。一方、二回接種だと、年齢にかかわらず、多くの人で十分に中和抗体が出来ていました。また、デルタ株(インド型変異株)以外の変異株に対しても、高い中和抗体価が見られていました。
→1回だけではなく、しっかりと2回接種する事が大事です。2回目はファイザー製は3週間後ですが、多少後ろにずれても問題ありません!必ず2回接種するようにしましょう。

ここ最近、変異株の名称が変わりました。インド株はデルタ株です。
アルファ株がイギリス株
ベーター株が南アフリカ株
ガンマ株がブラジル株
デルタ株がインド株
です。
ちょっと分かりにくいですね。

6/11の入院患者数
重症:51名 中等症:398名 軽症:45名 疑似症:277名 
6/4の入院患者数
重症:63名 中等症:405名 軽症:48名 疑似症:272名 

確実に重症者数・中等症者数が減少に転じています。引き続き感染対策を行なって行きましょう!