コロナ感染で精子の運動能力が低下する可能性がある。

いよいよ年末ですね。当院は28日午後4時までの受付となりますので宜しくお願いいたします。
年始は1月6日から診療開始となります。
次回のLINE配信は1月9日から再開予定です。
三回目のコロナワクチンが医療従事者を対象に始まっております。当院のスタッフも二回目接種から6ヶ月以上経過している人はほぼほぼ接種が終了しております。副反応は個人差はありますが、二回目とほぼ同等かすこし軽いように思います。

さて、ベルギーから衝撃的な報告が上がってまいりましたので共有したいと思います。
コロナ感染から回復した後の精子の運動能力を調べる研究が報告されました。感染が確認されたベルギー男性120名を調査しています。感染から1か月未満の男性の60%、感染から1~2か月後の男性の37%、感染から2か月以上たった男性の28%に精子の平均進行運動量が減少していました。また平均精子数も、感染直後(1か月未満)に検査した男性の37%、1~2か月後の29%、 2か月以上後の6%で減少していました。一部の男性に永続的な障害が生じる可能性が否定できず、継続的な追跡調査が必要であると報告されました。

この報告はオミクロンでも同じことが言えるとは限りませんが、可能性は0ではありません。
年末年始における人流の増加がオミクロンによる第6波が引き起こされるかもしれません。
感染を防ぐには、ワクチン二回接種とマスク、ソーシャルディスタンスを継続するしかありません。
まだ2回接種が済んでいない12歳以上の方は速やかに接種を受けることをお勧めいたします。
子供の将来を守るのは親しかできません。ワクチン接種の年齢に達しているお子さんは速やかな接種をご検討ください。12歳以上の日本人の約80%が1年に渡って接種してきた安全性が極めて高いワクチンです。
予防接種の副作用はほぼ数日で落ち着きますが、コロナ感染はベルギーの報告からも分かる通り、子供の将来を大きく変えてしまうかもしれません。自分の子供が大人になった時、もしも不妊に悩んだとして、『なんであの時ワクチンを受けさせてくれなかったの?』って聞かれたら、ちゃんとした理由を説明できますか?
大事な事ですのでもう一度言います。意思決定権がない子供の将来を守るのは親しかいません。
過去を変えることはできません。後悔しない選択をお願いします。

三浦市では年明けも1回目、2回目の接種を飯島医院、三浦中央医院、そして当院で継続する予定です。ぜひご検討ください。

12/24の入院患者数 重症2名  中等症45名
12/17の入院患者数 重症1名  中等症22名
12/10の入院患者数 重症0名  中等症19名
12/3の入院患者数  重症2名  中等症24名
11/25の入院患者数  重症1名  中等症37名 
11/19の入院患者数  重症6名  中等症54名
増加傾向は明らかですね。