自分の笑顔って誰のもの?

今週は、私がここ最近大切だなぁと改めて感じた事を書いておこうと思います。医療とは全く関係ありませんのでご注意ください。

自分の笑顔って誰のもの?

こんな事に疑問を持った方はいませんか?

考えを深める前に、笑顔になる瞬間はどういう時かを考えてみましょう。

私を例にいくつか挙げてみます。

1:楽しい時

例えば、仕事を終えて帰宅し子供と一緒にゲームをしながらくつろいでいる時

2:嬉しい時

例えば、父の日や誕生日に家族から感謝されたり、お祝いされたりした時

3:美味しいもの食べた時

例えばファミチキを初めて食べ、強烈な幸福感が沸いた時、キンメを食べた時、三浦でしか買えない希少品種の枝豆を茹でて食べている時、美味しいトウモロコシを食べた時、白米に家族に内緒でこっそりバターを乗せて醤油を垂らして食べている時。(ここだけ例が多い!)

4:面白い時

例えば、M-1を見ている時、笑ってはいけないシリーズを見ている時、出川イングリッシュのDVDを見ている時

5:微笑ましい時

例えば、娘と妻が、じゃがいものグラタンを仲良く作っている時

などなど、自分が笑顔になる瞬間は日常生活の中で日々沢山ありますよね。

でもこれらの笑顔は全て、自分の心に向かう外部からのイベントによって起きてくる笑顔ですよね。心に矢印があるとすれば、全て外側から自分に向かう(内側へ)矢印の方向となります。

でも、最近、親バカではございますが娘を見ていて改めて大事だなと感じた事があります。

娘の幼稚園の運動会が先日ありました。ここ数年、コロナの影響で年少・年中の運動会は保護者1人までと制限されていて一度も参加したことがありませんでした。今年は年長のみ保護者2人の参加が許されたので、初めて参加することができました。娘は運動会で、リレーのアンカーを努めるなど大活躍(親バカ)し、本当に最初から最後まで娘の成長を感じる時間で超絶至福の時でした。

中でも一番感動したのは、年長さんが伝統的に踊るソーラン節。ソーラン節が始まると、これでもかっていうくらいの弾ける笑顔を娘は私たちに振り撒いてくれました。この娘の笑顔は、自分が踊っていて楽しいという思いと、自分のパフォーマンスを私と妻に見て、楽しんで欲しいという無意識の自我によって出てくる笑顔で成り立っていると感じたのです。感じた理由・根拠は全くありませんが、直感です。(コレは重度の親バカです。)

この娘の笑顔を心の矢印の向きを考えて因数分解してみると、運動会が楽しいという外側から自分への内向きの矢印だけではなく、笑顔で人を楽しませようとする自分から外側方向の矢印がしっかりと感じとれたのです。

その笑顔を見た時に、娘の社会性が幼稚園で育まれ、3年間かけて本当に成長したなと感じ、涙をこらえることがやっとでした。(ほぼ半泣き。)

他者の為に暖かな笑顔ができる事。改めてコレが一番大事だなと感じました。これが人間の本質な気がします。自分発信の他者に向けられた暖かい笑顔は、相手への思いやりや尊重する気持ち、愛する気持ち、共感する気持ちなど、目には見えないけれども、人にとって一番大切なものが詰まっている気がします。

娘が将来どんな職業に就こうとも、誰かの為にする自分の笑顔が、その人を癒し、大げさかもしれませんが、その人の人生を救う・変えるかもしれない。笑顔が如何に大切かという事を忘れずに働いて欲しいなと思います。人の役に立つ事を喜びとして感じる事ができる女性になって欲しいのです。

当院は、他者のための笑顔を絶やさないクリニックになるように私、頑張ります!でも、よく考えたら当院は、忙しい時でも私以外は皆笑顔ですよね。私が忙しすぎて笑顔が無くなり、患者さんに冷たい印象を持たれているなとスタッフたちが少しでも感じれば、すかさず待合でフォローの声かけをしている事、私しっかりと気づいています。いつも、あまり感謝を伝えられていないので、この場を借りていいます。本当に良いスタッフに恵まれ感謝しかありません。どんな時でも、支えてくれて有難うございます。

コレを読んで頂いたみなさんも、いつも一緒にいる家族、仲間、同僚に笑顔を意識して話しかけてみてはいかがでしょうか。何かが変わるかもしれません。今日はそんな日曜日にしてみてください!

最後に海外の有名な格言を書いておきまーす。

A warm smile is the universal language of kindness. Smile is the best medicine.

(暖かい笑顔は思いやりの世界共通言語。笑顔は最良の薬である。)