- 2024年11月17日
- 2024年11月23日
ストレスと喘息悪化について
井上の著書『ぜんそくと診断されたら読む本』からストレスと喘息増悪についての記事を抜粋して載せたいと思います!
以下本文
心的ストレスが原因でぜんそく発作に至ってしまうこともしばしばあります。 原因ははっきりとは分かっていませんが、ストレスを感じることで、体内のマスト細胞など から炎症物質が出され、ぜんそくが悪化すると考えられています。
急に仕事が忙しくなったり、対人関係やプライベートでトラブルを抱えることになったりすると、それまで落ち着いていたぜんそく症状が現れたり、悪化したりする恐れがあります。また、ぜんそくの症状自体や長期間服薬を続けなければならないことにストレスを感じたり、いつぜんそくの発作が起きるか分からないことに不安を感じてストレスになっていたりする場合もあります。
ストレスがかかる仕事やイベントなどがあることが分かっている場合は、主治医に相談して、 そのときだけ薬を増やしたり、種類を変更したりすることで症状の悪化や発作を予防することができます。また、生活環境や仕事環境を見直して、極力ストレスを減らすことができないか考えます。日常のストレスを完全になくすことは難しいですが、できるだけ負荷をかけないよう、趣味やスポー ツ、ショッピングなど自分に合ったストレス発散方法を取り入れ、ストレスを軽減します。スト レスのサインに早く気づいて、ぜんそくに悪影響が出る前に心身を休めることが重要です。