• 2024年11月23日
  • 2024年11月24日

禁煙をすると寿命が延びるのか?禁煙が遅すぎるということはない。

米ミシガン大学が、「American Journal of Preventive Medicine」6月25日号に、禁煙による寿命の延伸の影響を禁煙開始時の年齢別に解析した結果を報告しました。35~75歳の間のさまざまな時点の喫煙状況で対象者を3種類(喫煙歴なし、喫煙継続、禁煙)に分類し、平均余命を割り出して比較しています。米国のデータなので平均余命は日本と合わないのでそこは注意が必要ですが、傾向は同じと考えられます。

35歳米国人の平均余命は45.4年、喫煙歴のない人は47.8年、喫煙を続けた人は38.7年、35歳で禁煙した人は46.7年でした。

65歳米国人の平均余命は19.5年、喫煙歴のない人は20.9年、喫煙を続けた人は15.1年、65歳で禁煙した人は16.8年でした。

75歳米国人の平均余命は12.3年、喫煙歴のない人は13.4年、喫煙を続けた人は9.0年、75歳で禁煙した人は9.7年となりました。

つまり、禁煙が早ければ、早い方が長生きとなります。そして、年齢を重ねても禁煙は寿命延長に有意さを持って効果的に働くことが示されました。

ちなみに、寿命と健康寿命は似て非なるものです。当院では寿命を延ばすための治療は勿論の事ですが、一番は健康寿命を延ばすことを目的とした診察・治療を行っております。

長引く咳や痰、息切れなどの症状がございましたら早期のご相談を頂ければと存じます。

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