ファイザー・モデルナの新型コロナワクチンをほぼ接種していない中国。感染対策をほぼなしに方針転換してどうなったか?

中国ではどの国よりも厳しいと言われていた移動制限を行っていました。ニュース等で覚えてますか?一人でも感染者が出ると街ごと封鎖したりしていましたよね。そして感染者を炙り出すために至る所でPCR検査を行なっていました。しかし、政府の方針が180度真逆に舵を切ったのが今月7日です。検査場の数を大幅縮小して徹底した隔離をしない方針となりました。するとコロナは待ってましたとばかりに感染を拡大させています。中国の人口は約14億人と言われていますが、23日の香港紙によれば、累計感染率は17・56%に達し、特に感染が広がっているのが、北京市と四川省で、累計感染率が50%を超え、中国全土で今月の累計感染者数が2億4800万人に上った可能性があるとの推計を報道しています。また英国の調査会社によれば21日、中国では1日あたり5000人以上の死亡者数に達していると推計されているようです。

この悲惨な現状の原因は大きく2つあると考えます。

一つ目は、コロナバックという中国製のウイルス不活化ワクチンの接種を推奨していたということ。ただでさえあまり効果がないことが分かっており、中国政府は3回目のワクチン接種を推奨していましたが、接種率が極めて悪いようで、コロナの免疫を持っている人がほぼいない世界で急に感染が広まったという恐ろしい状況なのです。だからこそ、1日5000人以上の死者が出ているのです。この状況は極めて深刻であり、本来助かるはずの中等症程度の肺炎でも入院ができずに死に至ってしまうレベルなんだろうと思われます。これこそ医療崩壊そのものです。

二つ目はロックダウンの反動から、出歩く人が多く人との接触機会が増えたことにあるようです。

このことから考えると、日本も中国同様に行動制限がほぼない状況が続いていますが、中国ほどの状況になっていないのは明らかにファイザー・モデルナのワクチン接種の恩恵に他ならないのは明白です。

ファイザー・モデルナのワクチン接種を行うことで感染者数も減ります。重症者数も減ります。死者数も減ります。これは、中国の今の現状を見れば明らかです。日本は民主主義ですし、言論の自由も保障されているので、今の政策に対する不満やコロナワクチンについての偏見など様々な意見があってもいいと思いますが、私が思うことは『日本って世界的に見てもかなり頑張ってるし、批判的なキャスターが言う程悪くないよね』と言うことです。