新型コロナが第5類に移行!何が変わる?学校への登校制限や会社の勤務制限はいつまで?

どのように変わるか?気になりますよね。簡単にポイントだけまとめました!

1)買い物などの生活を営む上で必要な場合の外出制限が撤廃となります。

ただし、常識的に考えて感染して症状がある中、仕事などの社会活動は謹んでください。ポイントは以下の2点です。

・社会活動制限の目安:発症日を0日として5日間かつ症状消失後から24時間経過すること(学校などの登校制限はこの基準を基に行います。)

・10日間が経過するまでは、マスクの着用やハイリスク者との接触を控えること

2)検査料金、薬代が健康保険の種別に応じて自己負担分が発生します。

今まで新型コロナに掛かる費用は全額公費扱いとなっていましたが、今後は自己負担分が発生します。ただし、高額な抗ウィルス薬は公費扱いとなるため無料です。経口薬「ラゲブリオ」、「パキロビッド」、「ゾコーバ」、点滴薬「ベクルリー」、中和抗体薬「ゼビュディ」、「ロナプリーブ」、「エバシェルド」が無料です。(令和5年9月末まで継続する予定。それ以降は未定)

その他の解熱鎮痛剤や咳止めなどの一般的な薬は自己負担分が発生します。

3)濃厚接触者の自宅待機がなくなります。

濃厚接触者という概念が撤廃されます。しかし、家族に新型コロナが発生した場合、家族の感染発症後5日間程度は自身の体調管理を徹底し、マスク着用やなるべく人との接触を控えるなどの感染対策を行うことが推奨されています。

4)感染者登録システムの廃止

全数把握が撤廃になります。自己検査で陽性の場合は、申請などなくそのまま自宅にて療養をすることになります。もし、発熱などの症状が辛く、当院からの処方を希望される場合はオンライン診療にて対応いたします。

5)海外の状況

感染者の自宅療養推奨期間については、米国・英国の基準と同等であり決して日本が、いまだにそのような事をしていると言うわけではありません。米国は感染後5日間は自宅療養かつ解熱剤がなしの状態で24時間の発熱がなくなるまでの療養と発症後10日までの屋内マスクの着用を推奨しています。英国でも年齢による違いはありますがほぼ同様の自宅療養推奨期間が設けられており、発症後10日間はハイリスクな人との接触禁止を推奨しています。

制度が変わるからといってお祭り状態になり過ぎないようにだけご注意ください。

ちなみにお隣の韓国やニュージランドは隔離義務7日間が現時点で継続されています。

※海外の状況は2023年5月2日現在のものです。海外渡航をする際には最新の情報をご確認ください。