時間の大切さ、継続することの大切さなどを今更ながら考えてみる

年を重ねてきて、改めて時間って大切なんだなと思うことが増えてきました。

ある日突然、孫正義が目の前に現れて、『なんとなく君に10億円あげたくなったからあげる!』って言われたらどうします?僕だけではなく全ての人が喜んで『貰います!』って言うと思うんです。

でも、『10億円あげるけど、その代わりに余命はあと3日ね』って言われたらどうします?全ての人が断ると思うんですよね。そうです。命の時間は10億円以上の価値があるんです。10億だろうが、20億だろうが、100億だろうがいくらお金を積まれようとも時間と引き換えることは無理なんです。逆に言えば時間はお金に変えられないくらい尊い貴重なものなんですよね。若い時に、この事に気づかずに無駄に過ごした時間は数知れず。あの時、こうしていればなどと思ってももう戻れないのです。それが『時間』なんですよね。

努力できる時に努力した方が良い、頑張れる時に出来る限り頑張るのが良いという事は、大人ならみんな知っています。私も大人になってその事に改めて気付いた人の一人です。(それを『経験』って言うんですよね。)

でも、大人になってからでも遅くはありません。それに気付いたからにはコツコツと『目標』を定め、それに向かって努力を積み重ね、未来を切り開こうとする事が大切です。何歳になっても遅くはないのです。そして、努力を積み重ね続けること、『継続』し続けることがさらに大切なのです。続ける事の難しさは皆が知るところです。何か一つでも毎日続けることができれば10年後は大きく変わりますよね。(勉強もそうですが(特に英語!?)、医療で言えば禁煙・禁酒とか、減量とか、運動とか、リハビリとかもですかね、、。)

現状を良くしようと『何かを継続』すれば未来は必ず良い方向へ変わります。

『何も』しなければ未来は『何も』変わりません。むしろ、10年後は現状よりもっと状態や環境が悪くなっていくことが普通です。

そして、段々とその境地に達すると『頑張っている人』を見ると無性に応援したくなってしまいます。私は、特に子供達が目標に向かって努力する姿は本当に尊いものだと日々感じています。外来で、僕は、私は、将来こうなりたい!こんな事を頑張っている!なんて嬉しそうに教えてくれる事があります。その時、とっても幸せな気持ちになるものです。そして無性に応援したくなるのです。

世知辛い社会情勢が続いていますが、『頑張っている人』を見ると批判するような、足を引っ張るような世の中ではあって欲しくないですね。努力している人を無条件で応援できる社会・文化であって欲しいし、報われる公平な世界であって欲しいと思います。平等と公平は違うのです。

こんな事を考えながら記事を書いていたら、イチローの名言なるものを発見してしまいました。最後にイチローの名言を借りて終わりたいと思います。

『小さいことを積み重ねる事が、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。』

『努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。』

「壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。」

やっぱり、イチローは凄いですね。この言葉をもし誰かに伝えるときは、私が言っていた事にしてくれると嬉しいです、、、!?

このブログも最初の内は書くのが結構大変でした。苦痛を感じているうちは『努力』の範囲ですが、今は『習慣化』して『日常』になっています。努力を習慣化して日常にする事が大切なんですかね。日常になると、すっかり『努力に伴う苦痛』もなくなり、トイレやお風呂、歯磨きとかするのとなんら変わらない感覚になります。

『努力』に『苦痛』が伴っているうちは、『継続』しているとは正確には言えないのかも知れません。『苦痛を伴う努力』から苦痛を感じなくなるまで『継続』し『習慣化』する!つまり『努力の習慣化』がしばらく私の中で流行しそうです。

取り留めない内容にお付き合いいただき有難うございました。