妊婦・授乳婦の新型コロナワクチンの接種は?(2021年3月6日現在)

新型コロナワクチンは妊婦・授乳婦は受けられるのか?というご質問がありましたので回答いたします。

1)妊婦について
答えからすると接種することは可能です。理論上は、mRNAワクチン(ファイザー・モデルナのワクチン)は生ワクチン(風疹ワクチンなど)ではない為、不妊・流産・死産などのリスクを高めることはないと考えられております。海外では妊婦に対する接種を行なっている国もあるようで大きな問題は、現在のところないとされています。
しかし、妊婦に関する安全性に関しては、キチンとしたデータは揃っておらず、米国で臨床試験が行われている状況です。日本産婦人科学会では医療従事者や重い糖尿病を合併しているケースなどは接種を考慮するようにとの見解を発表しています。

2)授乳への影響
ほとんどないと考えられています。万が一、感染してしまった場合に母子分離などのリスクもある事から接種を積極的に検討した方がいいと考えられます。

3)妊娠を予定している方・不妊治療中の方
通常通りの接種が可能とされています。

いずれの状況にしろ不安な方は主治医とよく相談くださいね。

※接種を決める際は最新の情報のもと決定してください。この情報は2021年3月6日現在のものです。