- 2022年5月6日
- 2022年11月22日
新型コロナ感染後の咳症状
当院は、コロナ後遺症の一つである咳についての診療を行っています。神奈川県のホームページには後遺症外来設置医療機関として公表されておりますが、当院は後遺症外来設置医療機関として唯一、咳と呼吸困難に特化した後遺症外来をおこなっている医療機関になります。コロナ後の咳は個人差はあるものの非常に強く2ヶ月〜3ヶ月経っても治らないのが特徴です。そのような患者様がほぼ毎日来院されます。(隔離期間をしっかり終えている患者様のみの来院のため感染性はありませんのでご安心ください)。CTで肺内に異常が無いか確認させて頂くと、ほとんどの方が気管支壁(肺の中の空気の通り道の壁)が厚くなっており、慢性気管支炎の状況になっています。どのような人に多いかを主観ですが、まとめてみました。
- 喫煙者
- 喘息または過去に喘息を指摘された事がある
- 喘息と診断されたことはないが、風邪を引くと咳が長引く事が多かった。
- アレルギー体質(花粉症・ハウスダストアレルギー・ダニアレルギー)
呼吸機能検査を行うと、多くの方が閉塞性換気障害を発症しており、喘息の炎症の指標である呼気一酸化窒素の上昇を認めております。吸入や内服など適切に処方させて頂くと多くの方が数日以内に軽快されています。
コロナ感染後の咳で苦しむ方がいらっしゃいましたら是非当院にご相談ください!
ご理解頂けていると思いますが(さすがにこのコロナ禍の3年間でお一人もいらっしゃいませんが念のため)コロナの隔離期間を終えていない方は受診出来ません。オンライン診療にて対応しますので電話にてお問い合わせください!