秋の花粉飛んでます。そしてダニアレルギー物質が飛んでます。

最近、目が痒くて抗アレルギー剤の服用をしています。

そこで秋のアレルギー物質について今一度おさらいをしておきましょう。

秋の代表的な花粉としてはキク科のブタクサ、ヨモギ、そしてアサ科のカナムグラがあります。

道路わき、公園、河川敷などに生育します。

これら草の花粉は、スギやヒノキ花粉と異なりあまり遠くまで飛散する事はないとされています。 飛距離は数メートルから100メートル程度であり、近づかなければ問題ありませんが、あまりにもそこら辺に生育していますので注意が必要です。万が一近づいてしまうと花粉を浴びてしまいアレルギー症状が出てしまいます。

ちなみに花粉症といえば、スギ花粉症が一番ですが、日本で最初に報告された花粉症はスギではなく、ブタクサだったと言われていますから、歴史的にも名を残している厄介な奴だという事です。秋の花粉症の代表的な植物であるブタクサの花粉は午前中に多く飛散します。
ブタクサの花粉粒子径がスギ花粉よりかなり小さく、暴露してしまうと気管支にまで入り込み喘息の増悪原因になりうるとされています。

スギ花粉の粒子径が約30μm、イネ科花粉が約20~40μm、ヨモギ花粉が約25μm、ブタクサ花粉が約20μm程度です。尚、中国から毎年飛散してくる黄砂は5~10μmです。

その他の秋に注意が必要なものはダニです。日本は世界と比較しても、大ダニ汚染国と言われています。家の中の機密性が優れていることから湿気がこもりやすく、畳や絨毯、寝具などの中で活発に生息しています。ダニは夏季に繁殖する事が知られていますが、特に問題になるのが秋以降です。気温が低下し湿度が下がるとダニは死を迎えます。ダニの体は死ぬと細かくバラバラとなり何百という細かいアレルギー物質に変化するのです。生きているダニよりも死骸となってバラバラになったダニの物質が大変なのです。

ダニのアレルギー物質を除去すべく、とにかく掃除が大切です。ではどこから始めます?

1にも2にも寝室・布団からです。掃除というと、ついついリビングに力を割きがちになりますが、とにかく寝室が大事です。人は1日のうち、大人で1/4、子供は1/2から1/3ほどの時間を布団の上で過ごすのです。ですから、まず最初に手をつけるべき場所は寝室になります。まず、布団は丸洗いが基本。天日干しは超無意味。お日様に当てるとダニが死ぬと思っていませんか?無理です。ダニもアホではありませんから、当然お日様の光や温度が届きにくい布団の中の方へ移動し死を回避します。ダニをやっつけるには、布団丸洗い!そして乾燥機(中心温度が55度1時間以上キープ)!最後に掃除機!。丸洗いできない商品じゃんって嘆いた人は、家電メーカーから出されている布団乾燥機を高温で使用してその後に掃除機をかけてくださいね。掃除機は、ダイソンやレイコップである必要は全くありません。日本のメーカーの商品も十分な吸引力を有しており大丈夫です。むしろ、吸引力を気にするより、掃除機がけをする頻度に気を配ってください。週1回程度は掃除機がけをするようにしてください。

そしてマットレスで丸洗いできないじゃんと嘆く人は、『防ダニシーツ』をかけてください。グーグル先生で検索をかけると腐るほど出てきます。生地を高密度に織り上げ、ダニが侵入しにくい仕様となっているものです。無印良品では布団や枕そのものがダニ防止をしてくれる使用の物が販売されてたりします。

あと、この時期、忘れてはいけないのがスギの狂い咲きです。季節外れの桜が咲いたなどと微笑ましくテレビで言っているのを聞いたりしたことはありませんか。スギも同様です。少し肌寒い日が続きちょっと暖かくなったりすることありますよね。その時、スギはこう思うのです。『あっ、春かも?花粉飛ばさなきゃ』って。そうなんです。スギは馬鹿なのです。個人的に桜は許せますが、スギは許せないです。目と鼻が痒い!

コロナは比較的落ち着いていますが、インフルエンザは大流行しております。花粉対策にもなりますのでマスクなんぞをしてみてはいかがでしょうか。