European Journal of Nutrition誌2024年5月に掲載された論文です。

今回は北京協和医科大学付属医院からの報告になります。中国からの論文ですが、解析元のデータは米国のもので2003～18年の米国疾病予防管理センター（CDC）の国民健康栄養調査のデータ（1万4,504例）を用いて行われています。

すごーく簡単にまとめますと以下の通りです。

コーヒーを連日３杯以上飲む人は、身体活動性が維持されたり、BMIが下がりやすかったり、中性脂肪との低下の関連性、血圧低下との関連性が有意に認められたとの結果が報告されました。ちなみに、今人気のデカフェ（カフェインレスコーヒー）や紅茶などにはこの効果は認められませんでした。とのことです。

このコーヒーを飲むとどうなる的な論文は数多く報告されておりいずれも、いい結果を示すことが多いですが、飲み過ぎには注意してくださいね。カフェインの過量摂取は心筋梗塞などの心血管イベントを誘発しますので、私的見解ですが３杯程度が適切なのではないでしょうか。

また、砂糖やミルクを大量に入れて飲むような場合はこの論文のようにはいかないですよね。その辺も常識の範囲内でお願いします！