子供のスマホ、PC、タブレットの使いすぎ、見過ぎに関していい加減にして欲しいと思っている方、多いと思います。どうやったらスクリーンタイムを減らせるのか？について面白い論文がありましたので共有したいと思います。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校（UCSF）のグループの研究データをご紹介します。

対象は米国の思春期の脳の発達に関する研究（ABCD研究）の参加者のうち約1万人の12～13歳の子どもたちです。

解析の結果、子どもの寝る前のスマホなどの使用が、1日当たりのスクリーンタイムの1.60時間の増加と関連することが明らかになったのです。そして食事中のスマホの使用は1.24時間、親が子どもと一緒にいるときにもデバイスを使用するなどの環境因子が加わると、スクリーンタイムがさらに0.66時間の増加した結果になりました。

　その結果から食事の時や寝る前に寝室でのスマホの使用を禁止するルールを設けることは、子どもの1日当たりのスクリーンタイムの1.29時間の減少につながる事がわかりました。

ついでに分かった面白いことに、スマホなどの使用を「ご褒美」や「罰」として用いている親の子どもでは、1日当たりのスクリーンタイムが平均で0.36時間長かった事も併せて報告されています。

子供のスマホ利用を減らすには、まずは親自らがスマホに触る時間を減らす事が大切です。その上で、寝室・自室での使用を禁止する事がスクリーンタイムを減らす最大の鍵になります。

是非参考にしてみてくださいね。