神奈川県内でダントツに陽性者数が多い三浦市の謎。

毎週、神奈川県の保健所別の定点当たりの新型コロナ陽性報告数を見ておりますが、異常な伸びです。緑のグラフが令和5年6月5日~6月11日の人数ですが、三浦市だけ8を超えて、8.67とかなりの報告数となっています。神奈川県が5.03で、日本の全国平均が5.11ですからとんでもない数字であることが想像に容易いですよね。

こちらは神奈川県の年代別陽性患者数です。10歳から59歳までの発生患者数が多いのが伺えます。

なぜ、三浦市は多いのか。それは、、、。

1:みんな比較的キチンと検査を受けている。

2:他市に比べて検査医療機関が少ないため、1医療機関あたりの患者数が集まりやすい。

これだろうと思います。三浦市民の意識の高さが、結果にキチンと反映されているのだろうと思います。ちなみに先日、講演会でご一緒させて頂いた都内の先生に話を伺うと、陽性率がなんと50%を超えているような状況だそうです、、、、。

では、今後の推移を沖縄の発生推移をもとに予測したいと思います。沖縄は日本で最も流行が最初に起きる代表地域の一つです。

上の図は沖縄の週ごとの定点あたりの観測数です。今現在の神奈川県の発生数は5.03ですから第18週より以前の数字ですが、そこから急激に増加傾向が確認できる事から、神奈川県でも今から1ヶ月後くらいに猛烈に流行する可能性が伺えるわけです。現在春のコロナ予防接種が進んでおります。ご高齢の方で希望される方はお早めの予約をしてくださいね。