• 2022年1月9日
  • 2022年1月28日

あけましておめでとうございます。年始からオミクロンが猛威!?

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
今週も休診・代診はありません。

さて、オミクロン株が猛威を奮っております。ブレイクスルー感染も多数報告されています。オミクロンについて分かってきたことが増えたので共有していきましょう。

まず、潜伏期間です。従来株は5日から7日で発症することが知られていましたが、米国・ノルウェーからの報告では、オミクロン株の平均潜伏期間は約3日。同じアジア圏の韓国では平均潜伏期間は約3.6日と報告されました。
症状は、デルタ株は発熱・咳が多かったのに対して、オミクロンの症状は鼻水・鼻詰まり、くしゃみ、のどの痛みなどが主であると報告されています。いわゆる「かぜ」や「花粉症」の症状によく似ています。沖縄からの報告でも同様の症状が報告されています。従来の株より軽症になっている気がしませんか?そうなんです。何だか軽症で済む人が多そうなんです。

故に、現在のところオミクロン株の重症化率は従来株よりも低い可能性があると考えられています。ただし、ブレイクスルー感染を容易に起こしてくるくらい感染力が強いため、多くの人に感染した場合、重症化率がいくら低くても重症者の数が第5波より多くなってしまうかもしれません。
また、ワクチン接種してても簡単に感染するんじゃ意味がない!なんて声が今にも聞こえてきそうですが、そうではありません。ワクチン接種の有無によって重症度が異なるとされており、オミクロン株による感染者の入院リスクは、ワクチン未接種者に比べワクチン2回接種者で65%、ワクチン3回接種者では81%低くなったと報告されています。感染力は強いですが、ワクチン接種者は重症化率が相当低く抑えられ風邪として終了する可能性が高いです。

ブレイクスルー感染者が軽い風邪や花粉症だと思ってPCRを受けずにそこら辺を歩いていたとします。未接種者はその驚異的な感染力によってほぼ無症状のブレイクスルー感染者から簡単に感染してしまうかもしれません。軽症で済めばラッキーですが、運が悪ければ重症化(デルタ株の0.76倍の可能性。)し、入院してしまう。場合によっては死亡する。ワクチン接種さえしていれば防げたのに、、、。なんて感染してから後悔してももう遅いのです。まだ、三浦市では1、2回目の接種の予約が取れます。未接種者はお早めに市に連絡して接種をするようにしてください。

1/7の神奈川県入院患者数 重症 2 中等症81 軽症・無症状19
確実に増えてています。年末年始の影響と、この3連休の影響で今週後半の感染者数はどうなってしまうのでしょうか。三浦市でも3回目の接種準備が進んでおります。接種の順番が来ましたら速やかな接種をお願いします。

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