接種数が少ないのに感染者数が少ない日本!

今週も休診・代診の予定はありません。

8月30日の日本経済新聞に非常に興味深い記事がありましたので共有したいと思います。

米疾病対策センター(CDC)が24日、全米の新規感染者のほとんどをワクチン未接種者が占め、未接種者が感染する確率は接種完了者に比べて5倍、入院する確率は29倍に昇ると報告しました。
新型コロナウイルスの再拡大に直面する米国で、ワクチン接種の進んだ州と遅れた州の明暗が分かれており、デルタ型のまん延により、ワクチン拒否層が多い州では感染や入院者数が昨冬のピークを上回ったが、先行州はマスク着用の推奨などを組み合わせ、抑えこみに成功しているとの事です。

ワクチンの接種完了率が全人口の38%にとどまる南部ミシシッピ州では、8月中旬に1日の100万人あたり新規感染者数(7日移動平均)が一時1200人を超えるなど感染が急拡大し、ミシシッピを含む低接種率のエリア南東部8州は新規入院数は72.9人。ワクチン接種完了率が65%超と高い東部マサチューセッツ州の新規感染者数は100万人あたり200人程度で、同州を含む北東部6州の新規入院数は100万人あたり12.6人と報告されました。

これを図にすると以下のようになります。日本は接種率が低い割に欧米と比べ頑張っているのは明らかです。つまり、日本ではワクチン接種がマサチューセッツ州レベルまでに上昇すれば、新規感染者数が欧米よりも一層低下する可能性があるということになります。
当院に配給されるワクチン減少に伴い、大変なご迷惑をおかけしておりますが、大事なことは何処で接種するかよりも早く接種する事にあります。ぜひ本日9時30分からの三浦市集団接種(1200名分)のご予約をご検討下さい。

9/3の入院状況
重症:239名 中等症:1457名 
8/27の入院状況
重症:245名 中等症:1419名 

状況は横ばいです。軽症者は送信できる文字数の関係から削る事にしました。