- 2020年5月22日
Withコロナの時代だからこそ花粉症対策を万全に!!
こんにちは。ベイシア三浦店2階にあります、三浦メディカルクリニックです。今回は花粉症対策についてです。タイトルについては後半で説明しますね。なんでこの時期に花粉症について?と思われる方がほとんどだと思いますが、実はこの時期から始めて来年のシーズンに備えることができる花粉症治療があるのです。その名も、、、
「アレルギー免疫療法」
免疫療法と聞いて胡散臭いと思ったそこのあなた!考えを改めてください!アレルギー免疫療法は日本ではここ最近、保険適用が始まった比較的新しい治療法ですが、アレルギー診療の先進国である欧米では100年前より続く、確率された治療法なんです。1911年に花粉症の治療法として皮下免疫療法 の臨床成績がNoonらによって報告され、以来100年 以上にわたって皮下注射によるアレルギー免疫療法が欧米で実施されてきました。 1986年にヨーロッパで舌下免疫療法の臨床研究結果が 発表され,その簡便性や安全性の高さから舌下ルートに よる免疫療法が一般的になってきました。日本ではそれよりもずっと昔から漆アレルギーの漆職人が自分の子供に仕事を継がせるために、子供の時から漆を舐めさせて漆アレルギーの発症を予防していたと言われています。(経験的にアレルギー免疫療法を実践していたのです!!日本ってスゴイ!!)
当院ではスギの舌下免疫療法を行なっております。スギのアレルギー舌下免疫治療はいつでも開始出来るわけではなく、6月から11月までと決められているのです。早く始めれば始めるほど、症状が軽くなり、楽に過ごせるようになります!!毎日、1錠を舌の下に置いて舐めるだけで治療が終わります。副作用等は重篤なものはほとんど出ず、安全性が高いのも特徴です。継続期間は3−5年程度とされています。ほとんどの患者様で治療開始1年目から症状の改善が期待できます。スギ花粉症の採血が初診時に必要であり、その採血さえ可能(我慢出来れば)であれば小学生からでも治療が可能です。治療のスケジュールは下記の通りです。
コロナの時代だからこそ花粉症対策を万全に!?
なぜコロナ時代だと花粉症対策に万全を期す必要性があるのでしょうか。下記の項目を想像してみてください。コロナが完全終息するもしくは、コロナワクチンがそれまでの間に出来上がれば杞憂で終わりますが、そうでなければ確実に現実のものとなります!!
⑴ 鼻をかむ度にマスクを人前でずらす事になります。また外出時は鼻をかむ前に必ず手指消毒が必要になります。鼻をかむ度に、目をこする度に感染のリスクがハネ上がってしまうのです。
⑵今年の3月から4月を思い出してみてください。スーパーでくしゃみ・咳をする度に白い目で見られていたことを。「花粉症です」っていうシールを貼っていた人もいるくらいでしたよね。肩身が狭い思いをしたくないですよね。
⑶喘息が悪化する人がいます。喘息のコントロールが悪化するとコロナに感染した場合に重症化しやすくなるのです。
来年のWithコロナ時代の花粉症対策は万全に!!花粉症の辛さは花粉症の人しかわかりませんよね。花粉症の院長が親身になって診察します!!一緒に来年に備えましょう!!